フィードバックを得るためのアンケート手法
次回の最終発表では、以下のように、生徒同士でフィードバックします。
- 発表後、フィードバックフォームから「良かった点」「気になった点、こうするといいなっていう点」フィードバックを書き込み
- これは生徒全員が他の生徒全員に対して授業時間内のリミットで行います
- 予定フォーム → URL 見えますか?
- 授業終了後、フィードバックを踏まえて第 8 回にブラッシュアップ
- 生徒の皆さんが見れる予定スプレッドシート → URL 見えますか?
こちらのアンケートは講師の方で作りましたが、このアンケートについてのいくつかのポイントと、フィードバックに退治するときの心構えをお伝えします。
まず、Google フォームがおススメ
無料で、分かりやすい操作画面で、きれいなフォームを作成できるツールで、今後も、展示や登壇などで自分のアウトプットにフィードバックが欲しいときに良き入り口となるので、是非使いこなしていきましょう。
Google フォーム サイトからの特色の引用です。
- 回答をすばやく回収
- レジャーの計画、イベント参加者の管理、ミニ投票、会報用のメールアドレスの収集、小テストの作成など、さまざまな用途に活用できます。
- デザインにもこだわりを
- 写真やロゴを使用すると自動的にそれに合う色が選択されるほか、さまざまなテーマからふさわしい雰囲気のものを選ぶこともできます。
- 高度なアンケートを作成
- 選択式、プルダウン形式、評価スケールなど、さまざまな形式の質問から選択できます。画像や YouTube 動画を追加したり、回答に応じて質問をスキップするように設定したりすることもできます。
- 外出中でも作成や回答が可能
- フォームはパソコンにも携帯端末にも対応しているので、大小さまざまな画面で美しいフォームを作成できるほか、編集や回答も行えます。
- 整理して分析
- アンケートの回答は自動的にフォームに整理して集計され、リアルタイムの回答状況やグラフを見ることもできます。さらに、すべてのデータをスプレッドシートに表示して詳しく分析することも可能です。
- などなど
フィードバックを得るときに注意するポイント
今回のフォームでの項目については、アンケートでよくある「今回の私の登壇は良かったですか?」からの5段階評価を選ばせるといったものは避けています。
もちろん 100 人を越えるようなアンケートの場合は、そういった5段階評価で選ばせても、おおまかな反響は得ることができます。
ですが、こういったプロトタイピングしたものにおいては場に合わせる必要があります。ざっくりした反応よりも対話に近い形の文章の方がフィードバック内容をつかみやすいため、このように設定しています。
実際のところ、ただただ「56 人がよかったと答えました」とあって、だから自分のプロダクトは良い制作物ですね!とはならず、対応に困りますよね。
フィードバック後に、自分が動きやすく具体的なアクションを起こせるようにアンケートを設計していきましょう。
また
- 良かったポイント
- 気になったポイント、こうするといいなっていうポイント
に分けている点にも仕掛けがあります。
おもに人がフィードバックを行うとき、良かったポイントというのは最初に書きやすく相手のフィードバックしたい気持ちが活性化しやすく良き入り口となります。
そこを入り口にして、自分のプロダクトに目を向けてもらった考えが深まったときに、うまくいけば、本当にコアなフィードバックをいただける「気になったポイント、こうするといいなっていうポイント」にも何か書いてくれるかもしれないという流れを作っています。
これは、オフラインで展示などでアンケートする場合でも活用しやすいです。まず、話しかけて良い点を聞いて盛り上げたあとに、より深いフィードバックを引き出すときに使うことができます。
今回のアンケート手法は、あくまでひとつの側面ではありますが、大事なのは制作と同じく、相手にどのように伝えて、どのような気持ちの流れがあって、お互いに良い形でフィードバックやりとりできるかということを、事前に想像を巡らせながらアンケートを作っていきましょう。
アンケートもプロトタイピングです。仕事でなら定型のアンケート手法が整備されているかもしれませんが、自分のプロダクトごとにフィードバックを得たいシチュエーションに応じて変わるので、試行錯誤していきましょう。
自己と他者のフィードバックをうまく消化して次のアクションを決めよう
今回のフィードバックですが、ひとつ大事なポイントがあります。ほかの人から得たフィードバックは鵜呑みにしてただただやるのではなく、ちゃんと消化させて、次のアクションを決めましょう。
ここで大事になるのは、自分で自分に向けたフィードバックです。自己フィードバックは、自分が作った瞬間に生まれるもので、そのあとに来る、ほかの人からのフィードバックに対する、良き定規となります。
自分の「つくってみたら他のことも検討したい」「もっとこうしたい」といった発想は大切しつつ、フィードバックを消化して、「自分としてこういう考えでこう磨くんだ」という自分で判断しコントロールできている状態でポジティブにブラッシュアップをしていきましょう!
フォーム投稿のウォームアップ
フォームからの投稿をテストしてみましょう。
- 発表後、フィードバックフォームから「良かった点」「気になった点、こうするといいなっていう点」フィードバックを書き込み
- これは生徒全員が他の生徒全員に対して授業時間内のリミットで行います
- 予定フォーム → URL 見えますか?
- 授業終了後、フィードバックを踏まえて第 8 回にブラッシュアップ
- 生徒の皆さんが見れる予定スプレッドシート → URL 見えますか?
質疑応答
ここまでで質問があればどうぞ!
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