サーバーにメッセージを送ってみる
今回のプログラムはどのように動くか
このような仕組みです。
起動時にサーバーにメッセージが送られ、その後、各ボタンをクリックしてサーバーにメッセージが送られます。
テストサーバーを用意しました
授業のためにテストサーバーを用意しました
https://dhw-pp2-test01.herokuapp.com/ui
- こういうサーバーがあるとデータがちゃんと届いているかのチェックがしやすいです
- ひとまず今回は HTTP で受信するとログが出ます
- 時間に余裕があれば軽くデモします
ソースコードを反映
Arduino IDE で新規ファイルを作成し、以下のコードをコピーアンドペーストします。こちらを dhw-pp2-study-02-04-TestHTTP
で保存します。
#include <M5Stack.h>
// HTTP 通信を行うライブラリ
#include <HTTPClient.h>
// Wi-FiのSSID
char *ssid = "Wi-FiのSSID";
// Wi-Fiのパスワード
char *password = "Wi-Fiのパスワード";
void setup() {
// init lcd, serial, but don't init sd card
// LCD ディスプレイとシリアルは動かして、SDカードは動かさない設定
M5.begin(true, false, true);
// スタート
M5.Lcd.fillScreen(BLACK);
M5.Lcd.setCursor(10, 10);
M5.Lcd.setTextColor(WHITE);
M5.Lcd.setTextSize(2);
// Arduino のシリアルモニタ・M5Stack LCDディスプレイ両方にメッセージを出す
Serial.print("START"); // Arduino のシリアルモニタにメッセージを出す
M5.Lcd.print("START"); // M5Stack LCDディスプレイにメッセージを出す(英語のみ)
// WiFi 接続開始
WiFi.begin(ssid, password);
// 勝手に Button A が押されることを回避
WiFi.setSleep(false);
while (WiFi.status() != WL_CONNECTED) {
delay(500);
// Arduino のシリアルモニタ・M5Stack LCDディスプレイ両方にメッセージを出す
Serial.print(".");
M5.Lcd.print(".");
}
// WiFi Connected
// WiFi 接続完了
M5.Lcd.setCursor(10, 40);
M5.Lcd.setTextColor(WHITE);
M5.Lcd.setTextSize(2);
// Arduino のシリアルモニタ・M5Stack LCDディスプレイ両方にメッセージを出す
// 前のメッセージが print で改行入っていないので println で一つ入れる
Serial.println(""); // Arduino のシリアルモニタにメッセージを出し改行が最後に入る
M5.Lcd.println(""); // M5Stack LCDディスプレイにメッセージを出す改行が最後に入る(英語のみ)
// Arduino のシリアルモニタ・M5Stack LCDディスプレイ両方にメッセージを出す
Serial.println("WiFi Connected."); // Arduino のシリアルモニタにメッセージを出す
M5.Lcd.println("WiFi Connected."); // M5Stack LCDディスプレイにメッセージを出す(英語のみ)
// 起動時に送る
delay(1000);
send_message("{\"message\":\"Launched!\"}");
}
// HTTP でメッセージ送信部分
void send_message(String msg) {
// 今回送るURL
String url = "https://dhw-pp2-test01.herokuapp.com/dhw/pp2/http/message";
M5.Lcd.fillScreen(BLACK);
M5.Lcd.setCursor(10, 10);
M5.Lcd.println("-> send_message");
M5.Lcd.print("msg: ");
M5.Lcd.println(msg);
// 送るデータ
String queryString = msg;
// HTTPClient 準備
HTTPClient httpClient;
// URL 設定
httpClient.begin(url);
// Content-Type
httpClient.addHeader("Content-Type", "application/json");
M5.Lcd.println("sended.");
Serial.println("sended.");
// ポストする
int status_code = httpClient.POST(queryString);
if( status_code == 200 ){
String response = httpClient.getString();
M5.Lcd.println("response:");
M5.Lcd.println(response);
}
httpClient.end();
delay(2000);
}
void loop() {
M5.update();
if (M5.BtnA.wasReleased()) {
// A ボタンを押したら JSON 形式のメッセージを飛ばす
// \" はダブルクォーテーションで囲まれた中で JSON 内のダブルクォーテーションを表現するために \" でエスケープしてます。
send_message("{\"message\":\"Pushed A\"}");
} else if (M5.BtnB.wasReleased()) {
// B ボタンを押したら JSON 形式のメッセージを飛ばす
send_message("{\"message\":\"Pushed B\"}");
} else if (M5.BtnC.wasReleased()) {
// C ボタンを押したら JSON 形式のメッセージを飛ばす
send_message("{\"message\":\"Pushed C\"}");
}
}
Wi-Fi 情報を反映して、また保存
// Wi-FiのSSID
char *ssid = "Wi-FiのSSID";
// Wi-Fiのパスワード
char *password = "Wi-Fiのパスワード";
先ほどと同じように Wi-Fi 情報を反映します。もう一度保存します。(大事)
M5Stack に書き込んでみましょう。
動かしてみる
起動時に サーバーに {"message":"Launched!"}
という JSON データが送られます。
また、3つボタンが並んでいますが、Aボタン、Bボタン、Cボタンでプログラムと対応しています。クリックしてサーバーにメッセージが送られるか確認してみましょう。
たとえば、Cボタンをクリックすると {"message":"Pushed C"}
という JSON データが送られます。
送るデータを変更してみる(書き換え訓練)
これだと送った人が分からないので、英数字で自分の名前を決めて、送るデータをちょっと書き換えましょう。
Launched メッセージをちょっと変更
// 起動時に送る
delay(1000);
send_message("{\"message\":\"Launched!\"}");
を、以下のように書き加えます。Seigo で変更した例です。
// 起動時に送る
delay(1000);
send_message("{\"message\":\"Seigo Launched!\"}");
ボタンを押したときのメッセージをちょっと変更
void loop() {
M5.update();
if (M5.BtnA.wasReleased()) {
// A ボタンを押したら JSON 形式のメッセージを飛ばす
// \" はダブルクォーテーションで囲まれた中で JSON 内のダブルクォーテーションを表現するために \" でエスケープしてます。
send_message("{\"message\":\"Pushed A\"}");
} else if (M5.BtnB.wasReleased()) {
// B ボタンを押したら JSON 形式のメッセージを飛ばす
send_message("{\"message\":\"Pushed B\"}");
} else if (M5.BtnC.wasReleased()) {
// C ボタンを押したら JSON 形式のメッセージを飛ばす
send_message("{\"message\":\"Pushed C\"}");
}
}
を、以下のように書き加えます。Seigo で変更した例です。
void loop() {
M5.update();
if (M5.BtnA.wasReleased()) {
// A ボタンを押したら JSON 形式のメッセージを飛ばす
// \" はダブルクォーテーションで囲まれた中で JSON 内のダブルクォーテーションを表現するために \" でエスケープしてます。
send_message("{\"message\":\"Seigo Pushed A\"}");
} else if (M5.BtnB.wasReleased()) {
// B ボタンを押したら JSON 形式のメッセージを飛ばす
send_message("{\"message\":\"Seigo Pushed B\"}");
} else if (M5.BtnC.wasReleased()) {
// C ボタンを押したら JSON 形式のメッセージを飛ばす
send_message("{\"message\":\"Seigo Pushed C\"}");
}
}
余談:英数字で顔文字表現テクニック
もし余裕があれば、
(^_^)
(=_=)
:-)
;-)
(*o*)/
のような顔文字は英数字でも表現できるので、ぜひ試してみましょう~。
質疑応答
ここまでで質問があればどうぞ!
次にすすみましょう
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